ルール説明 ○ルールはWFDA−JAPANオフィシャルルールに基づきます(詳細はルールブックをご覧ください)。 |
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銃(Gun)について | ||||
0 いかなる場合でも銃刀法に違反するものを使用しないこと。 1 ウエスタン・スタイルのシングルアクション・リボルバーを使用すること。 口径は最大45口径(.45)を使用する。 6連発の銃で,色は黒,ブルー,クローム(ニッケル)等の銃らしい色にすること。 2 バレルインサートを加工してないもの。バレルの長さは45/8インチ以上あること。 3 トリガーガードは削ってもいいが,削りとってしまってはいけない。トリガー幅はトリガーガードよりはみ出てはいけない。 4 シリンダーノッチは深くしてもよいが,貫通させてはいけない。 5 ハンマーの高さはフレームのトップから1/2インチ以下とし,幅も中心から1/2インチを越えないこと。 6 ハンマーは銃に適切な衝撃を与えた状態でもフルコック及びハーフコックの位置でホールドされなければならない。 7 すべてのパーツは組み込まれ,機能しなければならない。サイトは取りのぞいてしまってもかまわない。 8 ガスガンは代替フロンガスを使用するもので,プラスチック製の6oBB弾を発射するものとする。 不要なパワーアップをしたものは使用できない(初速はノーマルの状態より著しく越えないものとする)。 金属性のアウターバレル,フレームの使用は認められない。 |
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弾薬 | ||||
1.ブランクロード(モデルガン) a.火薬量は市販のモデルガン用キャップ2発までとする。 b.キャップ以外には何も入れないこと。 2.ワックスロード(ガスガン) a.弾は市販の6oBB弾を使用する。 b.ガスは市販の代替フロンガス(HFC−134aなど)を使用する。 |
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トラディショナルスタイル ホルスター | ||||
1 ホルスターは構えた状態で横から見たときに,フレームの付け根からバレルの 全部とシリンダーの50%をカバーしなければならない。 2 スウィベルホルスターやブレイクオープンホルスターなどは使用できない。 3 銃とホルスターはシューティングスタンスにある間,垂直面に対して35°以上傾斜させてはならない。 (サンクションコンテストではアングルゲージを使用する) 4 ホルスターはウエスタン・スタイルで,上部と底は開口していなくてはならない。 5 ホルスターは銃にフィットしていなければならない。いわゆる「バケットブーツ」や「スピードブーツ」は使用できない。 ブーツトップの内側の長さは,ライナーも含んで,幅2インチ以内,縦3インチ以内とする。ブーツの身体側のリップは, 選手の身体から31/2インチより離れないこと。 6 ホルスターは「タイダウンストラップ」を足に締めなければならない。ホルスターの底は, スペーサー無しで,足に接していなければならない。 7 ベルト部分はウエスタン・スタイルで直線的でなければならない。ドロップベルトは使用できない。 |
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オープンスタイル ホルスター | ||||
1 ホルスターは構えた状態で横から見たときに,フレームの付け根からバレルの 全部とシリンダーの50%をカバーしなければならない。 2 スウィベルホルスターやブレイクオープンホルスターなどは使用できない。 3 銃とホルスターはホルスターの底から撃って標的に当たるようなポジションにあってはならない。 銃とホルスターはシューティングスタンスにある間,垂直面に対して45°以上傾斜させてはならない。 (サンクションコンテストではアングルゲージを使用する) 4 ホルスターはウエスタン・スタイルで,上部と底は開口していなくてはならない。 5 ブーツトップの内側の長さは,ライナーも含んで,幅23/4インチ以内,縦43/8インチ以内とする。 ブーツの身体側のリップは,選手の身体から31/2インチより離れないこと。 |
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ターゲット | ||||
1.ワックス ターゲット a.スタンダードシルエット(Standard Silhouette) スタンダードシルエットは縦 30 1/2インチ 横 14 1/2インチの長方形のボディに8インチ×8インチの頭部をつけたものである。 ターゲットの一番上が地面から170cmの高さになるよう設置する。(2003年6月改正) ターゲット本体は黒色にし,周囲1インチに白色のボーダーラインを引く シグナルライトの窓の直径は3インチ以上とする。(図1) 2.バルーン ターゲット(Balloon Targets)8インチ a.バルーンホルダーはバルーンの一部がターゲットホルダーの表面に出るように組み立てなければならない。 しかし,表面に出たバルーンの直径がそれぞれ8インチを越えないようにしなければならない。 シグナルランプはバルーンの中央の上方に設置しなければならない。このときランプはバルーンの端から6インチ以内の高さにする。 シグナルランプ用の窓の直径は3インチ以上とする。 バルーンホルダーはスタンドの垂直上の位置に設置する。(図2) b.バルーンはWFDA-JAPANオフィシャルバルーン(ハートフォード製)を使用。
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ブランク イベント | ||||
1.スタンディング・ブランク(S/B) a.バルーンのセンターの位置は,普通に立った状態(ただし,Openではシューティングポジション)での選手の ガンベルトバックルより下にしてはいけない。選手はバルーンスタンドに歩み寄り適切な高さになるよう調整をする。 b. シューティングラインからターゲットプレートまでの距離を40cmとする。シューティングラインから 「SET」の状態で銃側の足・銃・ホルスターのいずれもがラインより後ろにあること。 c.1回のDRAWにつき発射は1発とする。発火しなかった場合のリカバーショットは認められる。 発火したのに2発目を撃つとペナルティで1秒与えられる。 2.ダブル・ブランクス(D/B) a. ダブルブランクスターゲットのセンター間は40cmとする。ターゲット間中央正面の, 14インチ×14インチの正方形がシューティングプレイスとなる。(図3) d.選手の銃はホルスターに収められた状態のときに,上記の14インチ×14インチの正方形上になければならない。 c. ミスに対するペナルティは一つのターゲットにつき最高1秒とする。両方のターゲットにヒットのときは第2ターゲットのタイムを採用する。 d. ターゲットは右利きの選手の場合は左(第1ターゲット)から右(第2ターゲット)を撃つものとする。左利きの選手の場合はこれと逆になる。
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選手の資格 | ||||
◎選手は銃器がたとえモデルガン・ガスガンであっても実銃同様の取り扱いをし,安全確保に努めなければならない。 (銃口方向,装弾の確認など) ◎コンテストではスポーツマンシップに則った行動をとらなければならない。 また,試合を混乱させたり遅らせたりするような行為をつつしまなければならない。 ◎選手は各人の責任により試合に参加する。怪我・事故等の場合,主催者は緊急処置を行うが,それ以上の責任は問われないものとする。 ◎選手は,なるべくウエスタン・スタイルの格好をするように努める。 ◎選手は,コンテストでは進行がスムーズにいくよう協力しなければならない。自分の射順を把握し,事前に準備をしておくこと。 ◎コンテスト中すべてのシューター,ジャッジ,バックアップは目を保護するゴーグルの類を着すること。 |
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セーフティルール | ||||
◎全選手は,セーフティルールを熟読し理解しなければならない。セーフティルールはルール の中で最も重要なものである。 もしこのルールを破った場合は,コンテスト失格となる。 |
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●選手禁止事項 | ||||
1 試合中または試合前にアルコールや薬物を服用してはならない。 2 シューティングエリア及びドライファイアーエリア以外では,銃はホルスターやケースに入れておかなくてはならない。 ただし,調整,修理,クリーニングの場合をのぞく。 3 違法性のある銃・弾をコンテスト会場に持ち込まない。 4 如何なる状況にあろうとも他人に銃口を向けてはならない。 5 ホストによるデモンストレーションの要請がない限り,ガンスピンなどのガンハンドリングをしてはならない。 6 シューティングライン(firing line)以外での発射を禁ずる。 7 スコアテーブルのオフィシャルを妨害しない。 8 銃を手にして,シューティングラインを離れたり,振り向いたりしてはならない。 9 シューティングラインにいるとき銃口は下に向けておく。 |
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●競技中の失格事項 | ||||
銃への装弾(load)及び抜弾(unload)は射線において,銃口を標的側(down
range)に向けて行うこと。 ダウンレンジに人がいるときは,銃はホルスターに納めておかなければならない。射線を離れる前に抜弾(unload)し, シューターはオフィサーに銃が空であることを示さねばならない。セーフティチェックの前及び最中は,銃口を標的側に向けておくこと。 |